聖誕劇 「よろこびとなぐさめのおとずれ」

脚本: 村上 進

第1幕 告知

前奏(オルガン) 讃美歌94 「久しく待ちにし」
神さま、上手上段の椅子に座っている。逆光。ガブリエル、上手階段下に控えている。

神さま
ガブリエル、君に頼みたいことがあるんじゃが・・・。

ガブリエル
はい神様、なんでしょう。

神さま
いよいよあの計画を実行するときが来たのじゃ。

ガブリエル
えっ?それでは、ついにあの、人々がメシアと呼んで何千年もの間待ち望んできた『救い主』を世につかわすのですね。

神さま
(うなずく)

ガブリエル
それは人々も大いに喜ぶことでしょう。

神さま
うむ。 そこでじゃ。その子を産んで育てる母親じゃがの、ベツレヘム生まれの大工ヨセフがおるじゃろ。あのいいなずけのマリヤにしたのでな、ガブリエル、君が行ってこのことをよろしく伝えてくれ。

ガブリエル
は? あの二人はまだ結婚してないじゃないですか。だいたいマリヤ、あの子はまだ十五か十六ですよ! そんな小娘に、たいそうな役目を・・・。

神さま
いや、あの子は素直な子じゃ。だいじょうぶじゃよ。 それにほれ、いずれヨセフと結婚するわけじゃから。 ヨセフといえばユダの家、ダビデの直系じゃ。 その家の子に生まれれば、わしがかねがね預言者たちを通して伝えていたとおりになる。 ばっちりじゃろう?

ガブリエル
ば、ばっちりって・・・。 じゃ神様、あと二、三年待ったらどうです? そうすればマリヤはヨセフと結婚しているだろうし、母親になるならもう少し大人になってからの方が安心ですよ。 ね?

神さま
いや、そうはいかんのじゃ。 今でなければならん。 わしの計画はもう始まっておるのじゃ。 エリサベトのところに『荒れ野で呼ばわるもの』を授けてしまったしのう。 あれももう六ヶ月になる。これ以上遅らせることはできんのじゃよ。

ガブリエル
そんな・・・。(絶句)

神さま
な? じゃから、マリヤにそこんとこうま〜く伝えてくれ。

ガブリエル
(むっとして)そんな勝手なことおっしゃらないでください。 だったら神様、ご自分でお伝えになればいいじゃないですか!

神さま
いや、わしはどうも、人間に直接語りかけるのは苦手なのじゃ。 わしが直接話すと、人間たちはこわがったりあわてたり、ちゃんとわしの話を聞かん。 モーセの頃はともかく、最近は特別な人間を通してしか話さんことにしとるのじゃ。しかし、この時代は預言者になるものがおらぬ。 な? ガブリエル、天使の中の大天使、君をおいて他に頼れるものがおらんのじゃよ。 頼まれてくれんか? ん?

ガブリエル
はぁ〜。(ため息をついてうなだれる。暗転)

上手よりガブリエル、ぶつぶつ独り言を言いながら登場。 ガブリエルにスポットライト。 舞台は暗く、マリヤは舞台下手で祈っている。 マリヤの前にはリンゴろうそく (まだ点火はしない)

ガブリエル
「君は神の子を妊娠するだろう」 ・・・いや、「妊娠」って言葉はちょっときついな。 「あのね、デキちゃいますよぉ」・・・ だめだだめだ、そんな軽いノリじゃあ。どうしよう。 あ〜。 それに、その子がメシアであること、この世を救うことはどうやってつたえるんだ? う〜ん・・・。
(間)
「主があなたと共におられます。」 そうだ、これで行こう。

ガブリエル
(舞台照明点灯)おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられます。

マリヤ、顔を上げ、目を大きく見開いてきょとんとする。(なんとなく気まずい間)

マリヤ
あの。 それは、どういうことですやろ?

ガブリエル
(あわてて)あ、わ、わかんない?
(独白)あんなに考えてきたのに、その意味をぜんぜん分かってない。いや、そうだよな、こんな遠まわしの言い方じゃ分かるはずないよな、あ〜どうしよどうしよ。 ちゃんと伝えなきゃ。

ガブリエル
(マリヤに)いや、だからあの、マリヤ、落ち着いてよく聞いてね。 あなたに赤ちゃんができて、男の子が生まれるから、その子に「イェス」と名前をつけるのです。その子は大きくなってあのダビデ王より立派な人になって、人々を治めるのです。これは、全部神様のご計画で、 あなたは神様から特別に恵みをいただいたのです。

マリヤ
(無邪気に微笑み、それから首を左右に振って)そんな事はありえまへん。私はまだ結婚してないんです。 親同士が決めはった婚約者はいてますけど、いままで一度も、男のかたとおつき合いしたこともありまへん。せやから、赤ちゃんができるなんてそんな。

ガブリエル
そうじゃないんだ。 マリヤ。(少し間をおいて)神様の聖霊があなたに、新しい命の火をともす。 それは聖なる命の光なのです。 その子はやがて、この世の暗闇を照らす新しい光となる。・・・ あなたも親戚のエリサベトの話は聞いているでしょう? あんなおばあちゃんになって赤ちゃんができた。 それも神様のふしぎなちからによるのです。 神様にできないことは何ひとつない。

マリヤ
(つぶやくように)神様の聖霊が、わたしに、命の火をともす・・・。

ガブリエル
そう。 神様の聖霊が、(マッチを擦りマリヤの前のろうそくに点火) あなたの中に命の火をともす。 その火は、この世を照らす聖なる光となる。

マリヤ
神様の聖霊が、わたしに、命の火をともす。(リンゴろうそくを両手で抱くように持ち上げる。 それからまっすぐガブリエルの方へ顔を向け、りんとした声で)そのお言葉通り、この身になりますように。 わたしは神様がねがわれるように生きてゆきます。

ライヤー二重奏(マリヤは歩みぬ) マリヤ、リンゴろうそくを両手で胸の前に持って、いったん下手にまわってから上手に退場。 暗転。

第2幕 誕生

舞台中央、玉座に皇帝。 上手に大臣控えている。 舞台照明点灯。

皇帝
おい。

大臣、舞台上手手前にひざまずく。

皇帝
わがローマ帝国の領土には、いったい何人の住民がいるか調べてまいれ。

大臣
は? 全領土ですか?

皇帝
そうだ。 特にあのユダヤ民族。やつらは子どもをたくさん生むから相当増えておるだろう。これから兵隊を集めて戦争を仕掛け・・・あ〜おっほん・・・その、なんだ、税金を徴収するにしたって、あたま数を知らなければ何もできないではないか。

大臣
は、しかしそれは・・・羊飼いなどねぐらがひとつところにとどまっておりませんし、商人や船乗りも町から町へ移動しますのでー・・・そのうちにどこまで数え終わったのかわからなくなってしまいます。

皇帝
えぇい、頭の悪いやつめ。 とにかく全住民を自分の生まれた町へ一旦戻らせるのだ。 そこで住民登録がすむまでとどまっていさせればよかろう。 今すぐ私の勅命を公布せよ。 年が明けるまでに全領土の住民を把握するのだ。

ナレーション
さぁ大変です。 国じゅうの人たちがそれぞれ家族ごとに、お父さんの生まれた町までわざわざ行って、そこで住民登録をしなくてはなりません。国じゅうが旅びとであふれかえりました。あちこちで馬やろば、羊の鳴き声がきこえます。 そんな中、イェスさまを宿してすっかりおなかの大きくなったマリヤさんはどうしていたでしょう。

舞台照明暗いまま、マリヤとヨセフ上手より登場、ヨセフはマリヤをいたわるようにゆっくり舞台中央に向かって歩き、壁際でマリヤを座らせたあと下手の宿屋入り口へ。

ナレーション
マリヤとヨセフも、ヨセフのお父さんの町ベツレヘムめざして旅をしておりました。マリヤが転ばないように、誰かにつきとばされたりしないように。ヨセフはマリヤを気づかいながら、二人でゆっくり、ゆっくり歩きました。やっとベツレヘムにたどり着いた時にはもうすっかり日は暮れて、どの宿屋もとっくにいっぱいでした。

ヨセフ、戸口で宿屋の主人と何か押し問答している様子。 やがて主人に突き飛ばされるように押し出されてマリヤのところへ戻ってくる。 舞台照明点灯。

ヨセフ
(立ったまま客席を向いて) だめだ。 とてもじゃないけど空き部屋なんて。 どの宿屋も人でごったがえして殺気立ってる。 むしろどこかで野宿した方が、君には安全かもしれない。

マリヤ
(お腹を押えてうつむいている。 無言)

ヨセフ
(かがみこんで) マリヤ? マリヤ! どうしたの? お腹が痛いの?

マリヤ
あいたたたた。 来たみたい。

ヨセフ
来た?

マリヤ
(顔を上げて、きっぱりと)その時が。

ヨセフ、ぎょっとして立ちつくし、それから弾丸のように宿の戸口に向かって飛んで行き、戸口を激しくたたく。

宿の主人
(戸を開けて顔を出し)なんだなんだ? 部屋なら無ぇって! なんだ、またあんたか。 だから今夜は無理だって。

ヨセフ
妻が、妻が産気づいてるんです。 どこでもいいですから、体を横に出来る場所を貸して下さい。

宿の主人
ええっ? そりゃぁ難儀だ。 う〜ん・・・(しばらく考える)馬小屋の隅ならまぁ・・・。 水も汲んであるし、わらも好きに使っていいから。

ヨセフ
ありがとうございます。ありがとうございます。(マリヤのもとへとって返す)マリヤ、マリヤ。 ここの馬小屋で横になってもいいって。 こっちへ。

マリヤ
ヨセフ、おおき・・・に。 (ヨセフの腕に右手でしがみつき、左手でお腹を押えながら下手へ退場。 暗転。)

ライヤー二重奏(Away in a manger)。 曲の終わりごろ、新生児の力強い泣き声。

ヨセフ
(裸の赤ん坊を抱いて下手より登場。 スポットライト。)これが・・・この子が「約束の子」?「主が共におられる」と言われたメシア? こんなにちっちゃい。 しわしわだぁ。 (半泣き。鼻をすすり目頭をぬぐう。 赤ん坊の胸に頬を寄せて何かを聞いているような仕草)

ヨセフ
ふるえてる・・・。 なにか着せてやらなくちゃ。 (左手で赤ん坊を抱いたまま、右手で荷物をさぐり、布をひきずりだす。 不器用に赤ん坊をくるみ、しばらく揺すってやり、それからそっと飼い葉桶の上におろす。)

マリヤ、しんどそうに下手より登場、飼い葉桶のそばに座り、のぞき込んで微笑む。

ヨセフ
(立ち上がり、客席に向かって)ぼくたちの役目が今はっきりわかったよ。 神さまの霊は、聖なる神の子としてここにやってきた。でもそのからだは、ちっちゃくてやわらかくて、はだかで、ふるえてる。おなかをすかせて泣いている。ぼくたちは「神さまの霊」を、暖かい布でくるみ、おっぱいをあげて大切にまもり、育てていかなくてはならないんだ。

ヨセフ、マリヤの隣に座り、マリヤを見て微笑む。 マリヤもほほえみ返す。
  讃美歌110 「やさしくも愛らしき」

やさしくも愛らしき みどりごイェスきみ
み父の旨とて人の子のごとく
貧しくもなりましぬ

やさしくも愛らしき みどりごイェスきみ
み父の怒りをなだめて我らの
贖いとなりましぬ

やさしくも愛らしき みどりごイェスきみ
あめなる喜び降してこの世の
慰めとなりましぬ
ヨセフ、マリヤ、飼い葉桶を照らしていたスポットライトオフ。 暗転。

第3幕 羊飼い

リコーダー 「羊は安らかに草をはみ」 (J.S.バッハ)

ナレーション
その晩も羊飼いたちは、いつものように交代で夜通し羊の番をしていました。 夜になると羊を狙って牙をもつ動物どもがやって来るからです。羊たちをひとつの場所に集めて眠らせながら、お当番の羊飼いたちは、遠くでかすかにひびくおそろしげな動物の遠吠えや、草原をわたる風の音にひとつひとつ耳をすませていました。空を見上げるとそこにはお花畑が匂うように、星たちがいちめんに輝いておりました。

羊飼いタハト、アシュベル、舞台中央の焚き火を囲んで座っている。 舞台は暗いまま。
ケハト、上手より背中をまるめて登場。 スポットライト。

ケハト
へ〜ぇっくしゅ。 さびいなぁ。

タハト
は〜おんどにさびい。(鼻をすする)

アシュベル
(空を見上げたまま)けんど星はきれぇだなや。

タハト
は〜おんどにきれぇだ。

(間)

ケハト
よぅ。 (棒きれで地面をつつきながら) おれだち臭ぇかなぁ。

タハト
は〜おんどにくせぇ。

ケハト
(タハトを小突く)鼻づまりのおめぇにわがるかよ。 なぁじっちゃん、俺だち臭ぇかなぁ。

アシュベル
んなこたねぇべ。 (自分の袖の臭いをかいでむせる)げほっ。 ん〜まぁ、なんだ、いい匂いだべ。

ケハト
やっぱ臭ぇよなぁ。

アシュベル
なんだ? 町の衆になんか言われたか?

ケハト
言われるも何も、顔しかめてよけてくんだもの。

アシュベル
気にするこたぁねぇ。

タハト
きにずるごたぁねぇ。

ケハト
んだどもー。

アシュベル
こんなのぁ草の匂いだ。 先祖代々、俺だちゃぁず〜っとこん匂いだ?

ケハト
草の匂いじゃねぇ。 糞(くそ)の臭いだっぺ?

アシュベル
おんなしだろぅ。 草食った羊の糞だ。

ケハト
(不服そうな顔) 町の衆、なんであんなきれぇなんだ?

タハト
まち、いきてぇのけ? きれぇなおなごでもいたか? (ケハトを女子が演じる場合:「イケメンでもいたか?」)

ケハト
ちげーよ!! んだけど・・・。 なんで俺だちだけこんな汚いなりして、家も金もなくて、こんなさびぃとこで暮らさなきゃなんねんだ?

アシュベル
羊がいるだろう。 家なんぞねぇ方がどこにでも行けてええ。わっ?!

突然、舞台の全照明が点灯、ひじょうに明るくなる。強い風が吹いてきて焚き火を吹き飛ばす。

ケハト
なんだ?(まぶしそうに空を見上げる) なんだ? わぁ!

天使、天の軍勢をうしろに従えて下手から登場。 羊飼いたち抱き合ってあとずさりする

天使
こわがらないで。すべての民に伝えられるうれしい知らせをもって来たのです。今日、ダビデ王の町であなたがたのために救い主がお生まれになりました。 この方こそ主なるキリストです。さぁ、行って、飼い葉桶の中に寝ている赤ちゃんを見ていらっしゃい。それが証拠です。


天の軍勢

あめには さかえあれ! (シンバル、トライアングルで賑やかに)
あめには さかえあれ!
地には みこころの
人に 平和あれ!
(天の軍勢の歌、繰り返しの後フェードアウト。 暗転。)

羊飼い3人、空を見上げて呆けたように動かない。 ややあって・・・

ケハト
うれしい知らせ?

タハト
うれじいぢらせー!

ケハト
俺たちにも!

アシュベル
飼い葉桶の中に赤ちゃんだと!

ケハト
見にいくべ。

タハト
みにいくべ。

アシュベル
今聞いたその出来事を見に。

ケハト・タハト
おお〜!!(立ち上がる)

アシュベル
おお〜!!(すわったまま拳だけあげる)

ケハト
どした?

アシュベル
こっ、腰がぬけた・・・。 (ケハト、タハト、ずっこける。 ケハト、アシュベルをおんぶして3人上手に退場)



  讃美歌115 「ああベツレヘムよ」

ああベツレヘムよ、などかひとり
星のみ匂いてふかく眠る
知らずや、今宵くらき空に
とこよのひかりの照りわたるを

ひとみな眠りて知らぬまにぞ
み子なるキリスト生まれたもう
あしたの星よ、うたいまつれ
「神にはみ栄え、地に平和」と

しずかに夜露のくだるごとく
めぐみの賜物、世にのぞみぬ
罪ふかき世にかかるめぐみ
あめより来べしとたれかは知る

ああベツレヘムのきよきみ子よ
今しもわれらにくだりたまえ
こころをきよめ宮となして
今よりときわにすまいたまえ

第4幕 ベツレヘム

ケハト、きょろきょろ、おどおどしながら上手側通路から登場。 スポットライト。 タハト、アシュベル後に続く。

ケハト
な〜んか拍子抜けだなゃ。 メシヤが生まれたってのは本当け? 静かすぎねぇか?

タハト
しずかだなゃ。

アシュベル
み〜んな寝ちまってら。

一軒一軒の戸口のところで耳をそばだて、顔を見合わせて首を左右に振り、へっぴり腰で隣の家へ・・・を繰り返しながら、3人は上手から壁沿いに舞台へ進む。

ケハト
ん? (顔を上げて匂いをかぐしぐさ)

タハト
ん? (耳の横に手を当てて遠くの音を聞くしぐさ)

ケハト・タハト
(顔を見合わせて)こっちだ!

アシュベル
飼い葉桶っつったら、馬小屋だべ!

3人、舞台中央の馬小屋外壁にかけよる。

ケハト
ここか? それにしても・・・メシヤにしちゃぁえらくキタネぇ・・・。

タハト
だれかいるよ。

アシュベル
(のぞき込んで)おおお!

馬小屋の外壁が取り払われ、ヨセフ、マリヤ、飼い葉桶のイェスが現れる。 舞台照明点灯。

アシュベル
(祈りの姿勢で)ああ神さま、あなたのなされる事は不思議です。わしらに今日、こんなうれしい出来事を知らせてくださり、誰よりも先にここへよんでくだすった。

ヨセフ
あの。 あなた方は?

ケハト
俺たちぁ羊飼いで。 その、今日野宿をしてたら、いぎなり天から光る人だちがやってきて、そんで、そんで・・・。

タハト
「うれしい知らせをもって来た」って。

アシュベル
「すべての民に伝えられるうれしい知らせをもって来た、今日、ダビデ王の町でメシヤがお生まれになったと。その方こそ主なるキリストで、飼い葉桶の中に布にくるまれて寝かされている」と。それが、本当に本当にその通〜り、なんで。(飼い葉桶を見やる)

マリヤ
そう。 (独り言のように) 天の使いが、今日メシヤが生まれた、飼い葉桶に寝かされている。そう言わはったのね。(なにか考えているようす)

ケハト
ああ。 今日確かにメシアに会えた。

タハト
メシアにあえた。

アシュベル
神さまは本当にお約束を守りなされた。

タハト
おまもりなされた。

ケハト
それに・・・。

タハト
それに?

ケハト
(声をひそめて)ここは、俺たちと・お・ん・な・し・匂いだ。

タハト・アシュベル
(一呼吸して)ほんとだぁ。(笑う)



  讃美歌II 128 「世の人忘るな」 全員で合奏・合唱

世のひと忘るな、クリスマスは
神のみ子イェスの人となりて
み救いたまえるよき日なるを
よろこびとなぐさめのおとずれ
今日ここに来たりぬ

野に群れをまもるまきびとらに
みつかいは告げぬ「恐るな、聞け、
このよき知らせを、世の民らよ」。
よろこびとなぐさめのおとずれ
今日ここに来たりぬ

よろこびあふるるまきびとらは
ベツレヘムさして道を急ぎ
まぶねにふしたる主を拝みぬ
よろこびとなぐさめのおとずれ
今日ここに来たりぬ

いぶせきうまやに救い主は
みどりごとなりて眠りたもう
友よ、声あわせたたえまつれ
よろこびとなぐさめのおとずれ
今日ここに来たりぬ





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